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<対談企画>BANK ACADEMY小林氏と、みずほ証券社員が語る。「貯蓄から投資へ」の時代に提供できる価値とは
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<対談企画>BANK ACADEMY小林氏と、みずほ証券社員が語る。「貯蓄から投資へ」の時代に提供できる価値とは

SUMMARY

2024年に新NISAが始まり、投資に興味を持つ方が着実に増えています。有価証券の保有率とNISAの認知度は2021年からそれぞれ上昇しており、「貯蓄から投資へ」という流れが加速していることが分かります。

このような時代に、みずほ証券はお客さまと直接向き合う対面証券会社として、どのような価値を提供できるのでしょうか。

今回、金融系YouTuber小林亮平氏と、対面でお客さまに寄り添うみずほ証券社員との異色のコラボ対談が実現しました。異なる立場の2人が、お互いの価値や仕事観、お金を取り巻く未来への想いを語り合いました。

【資産運用YouTuber】小林亮平氏
横浜国立大学経営学部を卒業後、三菱UFJ銀行に入行。約4年間法人営業を経験後に独立。現在は資産運用YouTuberとして活動するほか、書籍出版やセミナー登壇などマルチに活躍中。

【みずほ証券 リテール・事業法人部門】粟根大輔
みずほ銀行の支店で約8年法人営業などを担当。その後、ブランドコミュニケーションや福岡県でのベンチャー支援などを担当後、現所属のみずほ証券へ異動し、個人のお客さま向けの企画推進を担当。

「貯蓄から投資へ」へと移行する時代に求められる役割と互いの責務を聞く。

投資の世界を取り巻く昨今の潮流について、率直にどのように見られていますか?

粟根:

NISA(少額投資非課税制度)の制度拡充に伴い、国内におけるNISAの口座件数も着実に増えており※1、「貯蓄から投資へ」という意識の変化を感じています。店舗にいらっしゃるお客さまも初めて投資をする方が増えていますね。
※1 金融庁「NISA口座の利用状況調査」
 

小林:

若い世代からシニア世代まで、一人ひとりが「これからは何らかの形で投資に取り組む必要がある」と捉える時代へと変化しています。2024年以降、私のチャンネルでも新NISA関連動画の再生回数が伸びましたし、視聴者層が10代から60代以降まで広がったことで投資ビギナー層の増加や需要の高さを実感しています。みずほ証券さんでも若い世代のお客さまは増えたのでしょうか。
 

粟根:

当社は対面証券という特性上、お客さまの平均年齢はやや高めでしたが、最近は若い世代のお
客さまにも多くご利用いただいています。「YouTube を見て、NISA に興味を持つようになりました」とお話される方も増え、情報感度と投資への理解度が高くなっていると感じます。

一方でシニア世代の方は、自身の状況をしっかりご理解されたうえで、老後の生活に備え、投資と向き合っている方が多い印象を受けます。
 

小林:

確かに投資を始めるきっかけが「YouTube」という方が、最近とても多いですよね。「投資にちょっと興味を持つようになった」「NISAってそもそもどんな制度だっけ?」と思った方が、動画を通じて仕組みやリスクといった基本的な知識を得ているようです。だからこそ、私は資産運用YouTuberとして、丁寧で分かりやすい情報提供を心掛けています。

ところで、粟根さんをはじめ、みずほ証券さんがお客さま応対で意識されていることはありますか。

粟根:

お客さまの中には、投資と投機を混同し、ギャンブルのようなイメージを抱く方もいれば、リスクに対する十分な理解がないまま個別株や投資信託を選んでしまったことで苦い経験をされた方もいらっしゃいます。

だからこそ、私たちはお客さまの大切な資産をお預かりする立場として、商品をただ提案する“営業の人”ではなく、お客さまのゴールに向かって寄り添いながら、伴走する“パートナー”のような存在でありたいですね。

いざ投資を始めようと思っても、ビギナーの方は重要事項が細かく書かれた商品パンフレットを読むだけで苦労しますよね……。そのような場合でも、担当者が丁寧かつ分かりやすくご説明し、不安を和らげるよう努めています。

小林さんと対話する粟根さん
小林:

明瞭かつ丁寧な説明という側面では、「初心者にも分かりやすく」をテーマにした私のYouTubeチャンネルと共通していますね。

例えば、NISA自体を金融商品だと思っている方も多いですが、NISAはあくまで制度なので、その誤解を生まないよう、私は「NISA=段ボールの箱のようなもの」だと表現しているんですよ。

粟根:

金融商品を入れる「箱」のようなもの、ということですよね。分かりやすいですね!
 

小林:

おっしゃるとおり、「NISA」という大きな箱にさまざまな商品を入れて運用することで、利益が出た場合は非課税で受け取れるんですよ、という紹介をしています。

また、視聴者ファーストの視点も大切にしています。動画の最初に結論を提示したり、コメント欄に質問が来た場合は、可能な限り返信するようにしています。SNSには情報が溢れていて、まさに玉石混交(ぎょくせきこんこう)の世界です。実際に視聴者の中には、「最初の知識は動画で得たけど、いざ始める際には迷うから誰かに相談したい」という方も多いんですよね…。こうした方々にとって、みずほ証券さんのような対面証券の存在は、非常に価値があると思います。

粟根:

うれしいお言葉です。
 

小林:

これから投資を始める方には、「この人が発言していたから始めよう」ではなく、「この人は、なぜこの商品をすすめるんだろう」という言葉の裏側にある意図を自分なりに考える意識を持ってほしいですね。そのうえで、商品への疑問や不安を解消し、納得したうえで行動に移す──それが、いわゆる「投資の腹落ち」であり、重要なポイントです。
 

粟根:

投資は身近な存在となっているものの、あくまでリスクを伴います。真偽不明な情報に惑わされることなく、ご自身のリスク許容度やゴールを十分に理解したうえで、適切な投資判断をしていただきたいと思っています。そのために、私たちが少しでもお役に立てるとうれしいですね。

YouTubeで学び、対面証券で相談。令和の資産運用のカタチ。

今後も各世代で投資の需要は伸びると考えますか?

粟根:

特に、若い世代の投資ニーズは今後ますます高まるでしょう。最近は学校での金融経済・投資などに関する授業・講義も充実しているので、金融リテラシーが向上しています。金融経済教育支援の一環として、みずほ証券でも小中学校・高校への出張授業や、投資教育を行える教員の養成支援などを実施しているんですよ。

また、高齢化がさらに進む中で、やはり「老後資金」は大きなキーワードの一つです。老後生活を考えるシニア世代の需要も、より一層伸びると予想しています。
 

小林:

投資が身近になっていく中で、投資人口は着実に増えていくでしょう。人口減少や少子高齢化は避けられない問題ですから、預貯金や年金に頼るだけでなく、自分で考えながら資金を準備することが求められています。

一方で、シニア世代は大きなリスクを取らずに、分散投資を含めて安定的に運用する傾向が見られます。長期的な運用が継続できる若い世代と、運用期間が限定的なシニア世代では、投資アプローチにも違いがあります。世代に応じた適切な運用も、対面証券なら相談しやすいですよね。

質問に答える小林さん
粟根:

当社では、対面証券ならではの安心感を提供できるよう、まずはお客さま一人ひとりの夢や想い、目標などを丁寧にヒアリングすることからスタートします。リスクを抑えながら安定的な運用をめざすコア資金と、積極的にリターンを狙う余剰資金の線引きをしっかりしつつ、それぞれの期間やリスク、相場・市場動向の変化などについて対話を重ねながら、パートナーとして伴走していきます。

もちろん、ただ購入していただいて終わりではなく、長期的な視点での丁寧なアフターフォローも欠かしません。

小林:

資産運用の基本的な知識をYouTubeなどで学んでみたものの、本格的に始めるにはもう一歩の後押しが必要という方も少なくありません。

最近は店舗を持たないネット証券も一般的ですが、商品を選ぶ前段階の口座開設から難しさを感じてしまう方もいます。一から親身に説明を受けられ、アフターサービスまで充実しているのは対面証券ならではの魅力ですよね。
 

粟根:

ネット証券ならではの便利さもある反面、「自分の判断で商品を選び、投資をする」というのは意外とハードルが高いものですよね。

『BANK ACADEMY』のような精度の高いYouTubeチャンネルから基本的な知識を学び、もっと深く相談したいと思ったら対面証券へ出向くといったように、両者をバランスよく活用していただけるとうれしいです。
 

談笑する小林さんと粟根さん

「慌てず、長期分散をベースに」。乱高下する市場との向き合い方。

株価の乱高下が話題となっていますが、市場の現状をどのように分析されていますか?

小林:

しばらくは不安定な相場が続くかもしれません。ただ、世界全体で見ると人口増加やGDPの伸長など、ポジティブな要因もあり、長い目で見ると株価の上昇が期待できます。短期間の数字で一喜一憂せず、長い目でじっくり考えてほしいですね。
 

粟根:

一時的に株価が右往左往したとしても、長期分散が基本です。このような時こそ「対面証券における担当者の力が試されている」ように感じます。お客さまに不安を与えないように、日頃から細やかに寄り添ったご提案ができているのか、信頼関係を築けているのかも、ある種の指標になると思います。
 

小林:

なるほど。最近はトランプ米大統領の関税政策で相場も不安定ですが、お客さまから担当者への問い合わせも多いんですか。
 

粟根:

お客さまからお電話いただくこともありますが、基本的には私たちからご連絡するよう心掛けています。国内トップクラスのリサーチハウスの力をいかしながら、お客さまの投資・資産状況に合わせて、最新の投資情報などをご提供しています。
 

小林:

粟根さんのお話に少し通じますが、私はこのような下落の局面こそ、投資初心者にとってレベルアップの機会になると捉えています。

コロナ禍以降は買ったら上がるのが当たり前でしたが、本来の投資はそんなものではありません。「逆境をまた愛すべし」といいますか、こうした局面を乗り越えることこそが、新たなリターンをめざせるステップへの一歩だと思います。

粟根さんと対話する小林さん
粟根:

素晴らしい考え方ですね。「日経平均株価が大きく下落した……」といったマイナスな声もよく耳にしますが、少し前まではかなり異なる環境でしたよね。われわれ金融機関も狼狽せず、落ち着いた対応を心掛けたいです。

対談を終えて〜資産運用のプロが見た、「みずほ証券」のらしさと強み〜

最後に、今回の対談を通じての感想やお互いにどのような印象を持たれたかを教えてください。

小林:

証券会社のポリシーや働いている方の意識をここまで深く知る機会はなかなかないので、私にとっても貴重な時間となりましたし、お客さまと真摯に向き合う姿に刺激を受けました。ところで、粟根さんのモットーや座右の銘はありますか。
 

粟根:

私のモットーは、「後で振り返ったときに、恥ずかしくない仕事をしよう」「後ろめたいことは決してしない」の二つです。
 

小林:

粟根さんの仕事観は、まさに私が抱いていたみずほ証券さんのイメージそのものです。同じ金融畑の出身ということもあり、みずほ証券さんはお客さまへの真摯かつ丁寧な応対を徹底している会社という印象を持っていました。今回の対談で、それが確信に変わりました!
 

粟根:

ありがとうございます。正直なお話をすると、対面証券会社において商品やサービス面での違いはさほどありません。

では、どこで差が出るのかというと、やはり一番は担当者の質なんですよね。私はこれまで多くの担当者を見てきましたが、「真摯なな応対」こそ、みずほ証券らしさだと思います。全体的に真面目で素直な人間が多いですね。

小林:

みずほ証券さんならではの「真摯さ」は、これから投資を始める方にとって安心感につながる気がします。

質問に答える粟根さん

反対に、粟根さんからみた小林さんの印象はいかがでしょうか。

粟根:

「初心者にも理解できるよう優しく伝える」をモットーとする、発信の意欲と責任感に感銘を受けました。

最後に小林さんに一つお願いがあります。資産運用のプロとして、多角的に物事を見られている小林さんのご意見は大変貴重です。第三者のフェアな立場から「対面証券にこんなサービスが欲しい、こんな対応を求める」といった、ご意見をいただけないでしょうか。
 

小林:

一つ挙げるとすれば、疑問に感じたことを即時に対応してもらえる担当者のスピード感を求めています。ネット証券ではカバーしきれないサービスや機能の充実が、投資家には安心感につながると思います。

粟根:

ありがとうございます。スピード感は日頃から担当者も意識しているポイントでもありますので、今後もより徹底していきたいです。

最近では、平日の夜や土・日・祝(事前予約制)に、ご相談が可能なリモートサービスを一部展開するといった、お客さま目線でのサービス展開も進めています。今後も柔軟にアップデートできるよう、ご意見をいただけるとうれしいです。
 

小林:

一緒にセミナーなども開催したいですよね!トレンド銘柄をピックアップするのもいいですし、ビギナー向けのトピックも需要がある気がします。YouTubeと対面証券、今後もぜひ連携して相乗効果を生み出していきましょうね!

カメラ目線でほほえむ小林さんと粟根さん

小林さんのYouTubeはこちら

粟根 大輔

粟根 大輔みずほ証券

リテール・事業法人部門


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