• TOP
  • 始める
  • 「長期・積立・分散」の効果とは?資産運用の王道とされる3つの投資手法について解説
「長期・積立・分散」の効果とは?資産運用の王道とされる3つの投資手法について解説
始める

「長期・積立・分散」の効果とは?資産運用の王道とされる3つの投資手法について解説

SUMMARY

「長期・積立・分散」投資は、資産運用の王道とされる投資手法です。リスクを抑えるための基本である「長期・積立・分散」を理解して、これからの資産運用に活かしましょう。

長期投資とは

長期投資とは、資産を長期にわたって運用することです。長期投資のメリットは、投資期間が長くなればなるほど、投資の収益率が安定する傾向があると言われています。
 
  • 上記のデータ・分析等は過去の一定期間の実績に基づくものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを保証もしくは予想するものではありません。
期間:1990年1月末〜2023年1月末
出所:ブルームバーグのデータを基にみずほ証券作成

特に、発生した収益を元本に組み入れて複利で運用できた場合、長期投資の効果がより高まります。  

積立投資とは

積立投資とは、金融商品を定期的に一定の金額購入することで、「投信積立」などが代表的です。積立投資のメリットは、少額から投資ができること、買付の手続きに時間をかけず長期的に続けられること、ドル・コスト平均法の効果が得られることなどが挙げられます。

「ドル・コスト平均法」とは

ドル・コスト平均法とは、価格が変動する投資対象を定期的に一定金額で購入することで、購入単価が平準化されます。



定期的に一定金額を購入すれば、価格が低いときには購入量が増え、価格が高いときには購入量が減ります。これにより、平均購入単価が平準化されます。投資タイミングを分散すること(時間分散)で、まとまった金額を一度に投資する場合に比べ、価格上昇を期待して購入した商品が、予想に反して下落したために結果的に高い価格で買ってしまうリスクを抑えられます。
 
  • ドル・コスト平均法は、必ず利益が出る方法でも、大きく儲けるための方法でもありません。場合によっては(例えば、購入する金融商品の価格が下落し続けるなど)損失を被ることもあります。

分散投資とは

分散投資とは、性質や値動きの異なる複数の資産に投資先を分散(資産の分散)することや、一度に投資せずに複数回に分けて投資(時間の分散)することです。時間の分散は「積立投資」で紹介したので、ここでは資産の分散について説明します。

運用の世界には、「すべての卵を一つのカゴに盛るな(Don't put all eggs in one basket)」という格言があります。卵をいくつものカゴに分けて盛っておけば、もしどれか一つのカゴがひっくり返って盛られていた卵が割れたとしても、残りのカゴの卵は無事な状態を保てる、という意味で、分散投資の重要性をたとえた言葉です。一つの投資先に集中して投資すると、投資した銘柄の価格が下落したときに保有資産が受ける影響も大きくなりますが、複数の投資先に分散して投資していれば、保有資産全体が受ける影響をある程度抑えることが期待できます。

例えば、国内株式、外国債券、国内REITに分散投資している場合、仮に国内株式の価格が下落しても、外国債券と国内REITが上昇していれば、国内株式だけに投資しているケースと比べて、保有資産全体の下落の程度をある程度抑えることが期待できる、という考え方です。

分散投資には、株式と債券に分散投資する、日本だけでなく米国など異なる国や地域に分散投資する、同じ資産でも銘柄Aと銘柄Bに分散投資する、などの方法があります。様々な資産に投資している投資信託を購入することも、分散投資の一つの方法と言うことができます。
 

非課税制度を上手く活用しよう

NISAやiDeCoで投資信託の積立投資(投信積立)を行えば、「長期・積立・分散」による投資が実践できるだけでなく、税制上の優遇を受けることができます。NISAのつみたて投資枠の対象商品は、長期・積立・分散投資に適しているとされる要件を満たす公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されているため、これから投資を始めようという方にもおすすめです。
   

みずほ証券からの
ひとこと

「長期・積立・分散」投資は資産運用の王道です。投信積立の場合、最初に商品の選択や設定さえ行えば、あとは自動的に商品の購入が行われるため、手間がかかりません。NISAやiDeCoを活用すれば、さらに税制上の優遇を受けることができるため、まずは少額から始めてみてはいかがでしょうか。投信積立の対象商品や、積み立てを始める際の具体的な手続きは、取扱金融機関のウェブサイトなどで確認しましょう。


金融商品取引法に係る重要事項

合わせて読む


あなたに寄り添い、一緒に前へ

投資の世界をもっと知りたい、深掘りしたい。
進み続ける、あなたとともに。